いちご耳鼻咽喉科

声がれ（嗄声・させい）

声がれにはどんな種類がありますか？

がらがら声、つまる様な声、しわがれ声、弱々しい声、声にならない息がぬける様な声などの種類があります。

声がれの原因は何ですか？

声は声帯が振動して出ます。つまり、両側の声帯が密着して、空気の流れにより、声帯の粘膜が振動します。このメカニズムが以下のような要因で壊れると声がれになります。

1. かぜなどの炎症（がらがら声）
2. 声の使いすぎ（がらがら声）
3. 腫瘍や癌（がらがら声、つまるような声）
4. 声帯の動きが悪くなる（声にならない息がぬける様な声）
5. 年齢変化により声帯筋肉が萎縮する（しわがれ声、弱々しい声）

治療で治りますか？

声帯ポリープや腫瘍、癌の場合は適切な病院を紹介します。ガンの場合でも早期に治療を開始すれば、肉声を失うことはありません。早めに受診してください。
その他の疾患ではのどの処置、ネブライザーなどの吸入治療、おくすり、リハビリで治療します。

どのようにして診察しますか？

舌を引き出して、喉頭鏡を入れて診察します。見にくいばあいや嘔吐反射がはげしい場合には喉頭ファイバースコープを鼻から挿入して診察します。

ファイバースコープ検査は痛くありませんか？

鼻腔内をよく麻酔してから行いますので、痛みは少ないです。